バンコクのATMでデビットカードの使い方を知りたい方
バンコクの市内にいても、日本の銀行口座にあるお金を現地通貨のバーツで引き出せるカードが、デビットカードです!
クレジットカードと違って、デビットカードはキャッシング(利息がかかる借金)ではありません。
そのため、日本で預金を引き出すのと全く同じ感覚で、現地通貨を引き出せます。
両替所と違って24時間いつでも利用できますし、ATMはバンコク市内の至る所にあります。
また、デビットカードはクレジットカードのように、お店で買い物をしたときの支払いにも利用できます。
ですから、手元に現地通貨がなくても、デビットカードが1枚あれば気軽にお店を利用できるので安心です。
ただし、タイでデビットカードを使うときには、注意点もあります。
気を付けないと、両替で2,000円以上も損をしてしまいます!!
そこで今回は、
- デビットカードを使う時の注意点
- バンコクのATMでデビットカードを使う方法
- バンコクのお店でデビットカードを使う方法
- デビットカードのメリット
以上について、紹介しますね!
タイでデビットカードを使うときの6つの注意点
デビットカードの使い方を紹介する前に、まずタイでデビットカードを使うときの注意点について知っておいてほしいので、そこからお話しします。
- 銀行の手数料が220バーツかかる
- 利用可能な銀行ATMは4つ
- ATMマークを確認する
- 両替の選択を聞かれたら「無し(現地通貨)」を選ぶ
- ATMからカードが出たら、すぐに引き抜く
- 後日、差額調整がある
1:銀行の手数料が220バーツかかる
銀行手数料:1回220バーツ(約700円)
一番最初に知っておいてほしいのは、バンコクのATMでお金を引き出す場合、銀行に対する利用手数料がかかることです。
引き出す金額に関係なく、1回220バーツがかかります。
そのため、デビットカードを使って現地通貨を引き出す場合は、なるべく少ない回数で利用しないと損をしてしまいます。
ちなみに、バンコクでデビットカードが使える銀行は4つありますが、手数料はどの銀行も同じく220バーツでした。
デビットカードの手数料の計算については、以下の記事で詳しくまとめています。
2:デビットカードが使えるバンコクの銀行は4つ
先ほどもお話しした通り、タイでデビットカードが使える銀行ATMは、主に以下の4つです(他にもあると思いますが)。
- 黄色:アユタヤ銀行(Bank of Ayudhya)
- 緑色:カシコン銀行(Kasikorn Bank)
- 紫色:サイアム銀行(Siam commercial bank)
- 青色:バンコク銀行(Bangkok bank)
この4つの銀行は、ATMの画面が微妙に違いますが、どれもデビットカードが利用できます。
それぞれのATMの使い方については、後ほど紹介します。
3:ATMマークを確認する
先ほど紹介した銀行のATMなら、どこでもデビットカードが使えます。
ただ、念のため、デビットカードの基本的なことを紹介しておきます。
以下のマークがついていれば、デビットカードが使えるATMです。
ブランド | ATM利用可能マーク |
VISA | PLUS(プラス) |
JCB | cirrus(シーラス) |
VISAとJCBでは、ATMが利用できるデビットカードのマークが違います。
ただ実際には、ATMを見るとどちらのマークもあるので、ブランドの違いは気にしなくて大丈夫です。
バンコクはVISAでもJCBでも使える
カードのブランドは、VISAでもJCBでも大丈夫です。
例えば、上の画像はJCBデビットカードが使えるタイ・バンコクのアソーク周辺のATMのマップです。
利用できるATMは、至る所にあります。
このように、デビットカードはVISAでもJCBでも、どちらでも使えます。
4:両替の選択を聞かれたら「無し(現地通貨)」を選ぶ
ATMによっては、両替の選択を聞いてくることがあります。
このときは、必ず「両替なし(現地通貨)」を選んでください。
ここで聞かれている内容は、以下のようなことです。
- 請求を、日本円にしますか、現地通貨にしますか?
- 請求を、日本円でしてもよいですか?
- このレートで両替して、請求してよいですか?
ここでイエスを選ぶと、大損をします。
これは「両替のレートを銀行側で決めて、両替後の日本円で請求したいけど、よいですか?」ということを言っています。
これをDCC(Dynamic Currency Conversionダイナミック・カレンシー・コンバージョン)といいます。
ダイナミック・カレンシー・コンバージョン (DCC: Dynamic Currency Conversion) は、顧客が海外発行のクレジットカードを利用して代金を支払う際に、その場で金額を顧客の自国通貨に換算して支払うことを可能とする決済サービスである。
これは銀行側にとって、一定の手数料収入を得られるメリットがあります。
しかし、旅行者にはメリットが何もありません。
「DCC」をミスると、2,148円も損をする!
上の画像を見てください。
6月5日と6日に、それぞれバンコクのATMで10,000バーツを引き出した時の、カードの明細です。
- 両替なし:35,850円
- 両替あり:37,998円
僕は最初に、ドンムアン空港で間違えてATMで「両替あり」を選んでしまいました……。
その差は、なんと2,148円!
たった1つの選択をミスるだけで、2,000円以上も損をしてしまいました(泣)
両替しようとしているのに「両替なし」を選択しろ、というのもややこしい話ですが、とにかくこのように、イエスを選ぶと損をするので、絶対に注意してくださいね!
なお、バンコクでは、カシコン銀行(Kasikorn Bank)のATMで、この画面を確認できました。
5:ATMからカードが出たら、すぐに引き抜く
取引が終了すると、ATMからカードがでてきます。
すぐにデビットカードを引き抜いてください!
もたもたしていると、デビットカードがATMの中に吸い込まれてしまいます。
これは盗難防止のための措置ですが、そうなると銀行へ取りに行くという超面倒なことになってしまいます。
気を付けましょう!
6:デビットカードを使うと、差額調整がある
海外でデビットカードを使うと、後日マイナスの出金が記録されることがあります。
上の画像を見ると、894円の利用の後に、マイナス1円とあります。
身に覚えがないので最初は驚きますが、これは差額調整分です。
不正利用ではないので、安心してくださいね。
差額調整が発生する理由については、以下の記事で解説しています。
バンコクのATMでデビットカードを使う方法を画像で解説
バンコクでデビットカードが利用できる銀行は、主に以下の4つです。
- 緑色:カシコン銀行(Kasikorn Bank)
- 黄色:アユタヤ銀行(Bank of Ayudhya)
- 紫色:サイアム銀行(Siam commercial bank)
- 青色:バンコク銀行(Bangkok bank)
それぞれのATMの画面は微妙に違いますが、どれも基本操作の流れは同じです。
- デビットカードを入れる
- 暗証番号を押す
- 「引き出し」を選択
- 金額を選択
- デビットカードを受け取る
- 現金を受け取る
このような順番です。
なお、黄色のアユタヤ銀行、緑色のカシコン銀行、紫色のサイアム銀行ATMでは、日本語が選択できました。
青色のバンコク銀行では日本語が出なかったので、操作が心配なら上の3つの銀行を選ぶとわかりやすいと思います。
それでは、4つの銀行ATMの画面を見ながら、デビットカードの使い方を紹介します。
緑色:カシコン銀行(Kasikorn Bank)
緑色のATMは、カシコン銀行です。
デビットカードを入れます。
少々お待ちくださいの画面が出ます。
暗証番号を押してくださいの画面が出ます。
その時、「他の人に見られないように隠してください」との注意書きがあります。
4ケタの暗証番号を入力し、右下の「ENTER」を押します。
右下に「Change Langage」があるので、押します。
「日本語」を選びます。
金額の選択画面になります。
「Withdrawal」が引き出しの意味です。
(デビットカードを利用するときは、Withdrawalを選択します)
Withdrawal:5,000、10,000、20,000があるので、引き出したい金額を選択します。
また、「引出」を選ぶと、金額を任意で決められます。
今回は、10,000バーツを引き出します。
引き出す金額にかかわらず、手数料が1回220バーツ必要です。
この画面で、注意点があります。
この画面で、両替あり・なしの選択を聞かれています。
すでに解説したとおり、ここは「No,continue without conversion」を選択してください。
without conversionが、「両替無し」になります。
デビットカードが出るので、素早く受け取ってください。
現地通貨のバーツが出てくるので、受け取ります。
以上で、デビットカードでタイの現地通貨バーツを引き出せました。
黄色:アユタヤ銀行(クルンシイ)Bank of Ayudhya (Krungsri)
黄色のATMは、アユタヤ銀行(クルンシイ)です。
まずデビットカードを入れます。
お待ちくださいの画面が出ます。
4ケタの暗証番号を入力します。
次に、右下に言語選択ボタンが出るので、押します。
「日本語」を押します。
取引内容の選択画面になります。
デビットカードの場合は、「お引き出し」を選びます。
引き出す現地通貨の金額を選択します。
右下の「その他」を押せば金額を任意に選べます。
確認画面になります。
手数料が220バーツかかります。
「はい」を選択すると、現地通貨が日本の口座から引き出されます。
紫色:サイアム銀行(Siam commercial bank)
紫色のATMは、サイアム銀行です。
デビットカードを入れます。
お待ちくださいの画面が出ます。
4ケタの暗証番号を入力します。
言語選択の画面になります。
「日本語」を選びます。
希望の金額を選択します。
「引き出し」を選べば、好きな金額を決められます。
普通預金口座を選びます。
金額を入力します。
手数料220バーツの確認画面が出ます。
「はい」を選びます。
しばらくお待ちくださいの画面が出ます。
現金が出てきます。
ATMスリップ(レシートのこと)がいりますか?と出ます。
「はい」を選びます。
レシートが出てきます。
最後に、カードが出てくるので、すぐに引き抜きます。
青色:バンコク銀行(Bangkok bank)
青色のATMは、バンコク銀行(Bangkok bank)です。
デビットカードを入れます。
お待ちくださいの画面が出ます。
4桁の暗証番号を入力します。
引き出す金額を選びます。
「balance lnquiry/other amount(残高照会/その他の金額)」を選ぶと、引き出す金額を決められます。
手数料220バーツの確認画面が出ます。
「イエス」を選べば、現地通貨が日本の口座から引き出されます。
バンコクのお店でのデビットカードの使い方
続いて、お店でのデビットカードの使い方です。
カードが使えるお店であれば、デビットカードで支払いができます。
デビットカードの使い方は、簡単です。
お店でのデビットカードの使い方
それでは、デビットカードのお店での使い方を紹介します。
帰りのドンムアン空港で、サンドイッチとお水を購入することにしました。
- ベジタブル・サンドイッチ:120バーツ(約420円)
- ツナ・サンドイッチ:90バーツ(約315円)
- お水:40バーツ(約140円)
合計で250バーツ(約875円)。
ちょっと高いですね(しかも、マズかったですw)
お会計で、デビットカードを渡します。
店員さんが、デビットカードを通します。
用紙をくれるので、サインをします。
デビットカードとレシート、そして商品を渡されます。
このように、簡単にデビットカードを使えました!
デビットカードのメリット
デビットカードはドンムアン空港の両替所よりレートがよい
デビットカードのレートは、ドンムアン空港の両替所より良いです。
ドンムアン空港のATMで10,000バーツを引き出すと、36,607円でした。
これをレートに直すと、0.273です。
ただし、楽天デビットカードJCBはポイントが1%還元されます。
そのため、実質のレートは10000÷(36607-366)=0.2759となります。
同じ日の空港のレートを見ると、0.2672でした。
デビットカードのレート | 0.2759 |
空港の両替所のレート | 0.2672 |
このように、空港の両替所よりもデビットカードの方がレートがいいです。
ただし、その翌日、バンコク市内のレートが良い両替所では、0.282でした。
しかし、大量の日本円を持ち歩くのは危険なので、やはりATMを利用する方がいいと思います。
ちなみに、スワンナプーム空港の両替所は、ドンムアン空港と違ってレートが良かったです(同日ではありませんが、0.2840でした)。
両替後でも買い物できる
デビットカードのメリットは、両替した後でも買い物ができることです。
日本に帰国する場合、帰りの空港で現地通貨を両替しますよね。
その両替後でも、空港内のコーヒーショップやファーストフード店を利用できるんです。
要するに、現地通貨がなくても買い物ができる、ということです。
これに関して、もう一つメリットがあります。
それは、飛行機の乗り換え時に超便利ということです。
飛行機の乗り換えがあればデビットカードが絶対おすすめ
もし、バンコクに行く場合、飛行機の乗り換えがあるなら、デビットカードを持っておいた方が絶対におすすめです。
飛行機の乗り換えは、一度、中継点となる国の空港で降りて、ある程度の時間を空港内で過ごすことになります。
その時、現地通貨がないと、空港内のお店で買い物ができません。
例えば、お腹が空いて何か食べたくても、レストランもコンビニも利用できません。
これは、おそろしくツライです!
両替所が空いていればまだいいんですが、飛行機が深夜の乗り換えになると、どうにもなりません。
でも、デビットカードがあれば、現地通貨がなくてもまったく問題ありません。
僕はインドネシアに行くとき、シンガポールのクアラルンプール空港で乗り換えだったんですが、深夜便だったので両替所は当然閉まっています。
もちろん、シンガポールのお金なんて持ってないので、そのままでは、お腹が空いたまま、あと7時間くらい過ごさないといけませんでした。
そこでデビットカードを使って、空港のラーメン屋で美味しい異国のヌードルを食べることができました!
この時、ほんと心の底から「デビットカードを持っていてよかった~!」と思いました(笑)
金額が少ないと無理な店もある
デビットカードを使う場合、利用金額が少ないと使えないお店が、ドンムアン空港にありました。
このお店では、最低100バーツ(350円)以上となっていました。
このように、デビットカードを利用できるかどうか、心配なら事前に確認してくださいね。
まとめ
タイのATMでデビットカードを使う場合は、手数料として必ず220バーツ(約700円)がかかります。
そのため、バンコクでATMを使って現地通貨に両替する場合は、なるべく少ない回数で行うようにしてください。
デビットカードのメリットは、日本へ帰国する際、空港で両替をした後でも、デビットカードを使って買い物ができることです。
特に飛行機の乗り換えがある場合、中継地の空港内でも買い物ができるので、めちゃくちゃ便利です!
バンコクへ旅行するときは、デビットカードを必ず1枚、持って行ってくださいね!
楽天デビットカードのJCBがお得なので、VISAを選ばないように注意してください!
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