タイ・バンコクのATM事情、デビットカード(手数料など)、お得な両替方法について知りたい方
タイの現地通貨は、バーツといいます(1バーツ約3.5円)。
タイのバンコクに旅行する場合、「どのような方法でバーツに両替するのが、最もお得なの?」ということが、気になると思います。
海外の現地通貨を手に入れる方法は、いくつかあります。
その中で、最もお得な方法は、デビットカードを利用することです。
しかし、タイに限っては、事情が違いました。
調べた結果、最も良い方法は市内の両替所であることが分かりました。
とはいえ、デビットカードにもメリットはあります。
この記事では、バンコクのATM事情や、デビットカードの手数料・レートなどについて、紹介していきます。
Contents
バンコクでの両替は両替所が一番おすすめ
まずは、結論から言いますね。
バンコクで両替するなら、以下の順番で両替するのが、お得なようです。
- バンコク市内のレートがよい両替所
- セディナカードでATMからキャッシング
- バンコク市内の銀行で両替
- 楽天デビットカードJCBでATMから引き出し
- 空港などレートの悪い両替所
以下は、僕が調べたレートの結果です。
上から良い順番です。
- ナナ駅そば両替所=0.282
- アソーク駅両替所(ナナ側)=0.2815
- セディナカード=0.2808
- バンコク市内銀行=0.2764
- 楽天デビットJCB=0.2759
- ドンムアン空港両替所=0.2672
為替レートは、日々変わります。
また、デビットカードやクレジットカードは、カード会社によって、利用手数料が異なります。
そのため、この順番は、あくまで基本的なラインと考えてください。
ちなみに、バンコク市内の両替所でおすすめは、BTSナナ駅そばのワス・エクスチェンジ、BTSアソーク駅のナナ側の両替所です。
あと、スワンナプーム空港の両替所もレートがいいです。
調査したところ、レートが良いですし、場所的にも利用しやすかったです。
バンコクではATMの手数料がかかる
ATM手数料 1回:220バーツ(全銀行共通)
バンコクでは、ATMを使うと220バーツ(約770円)の手数料が取られます。
正確にいうと、ATMの手数料ではなく銀行の利用手数料なんですが、どちらにしろ、手数料が取られることに変わりはないです。
通常であれば、海外ではATMを利用したデビットカードでの引き出しが、最もお得な両替方法でした。
しかし、タイでは事情が違いました。
手数料220バーツは全銀行で共通
タイでデビットカードが使える銀行ATMは、主に以下の4つです。
- 黄色:アユタヤ銀行(Bank of Ayudhya)
- 緑色:カシコン銀行(Kasikorn Bank)
- 紫色:サイアム銀行(Siam commercial bank)
- 青色:バンコク銀行(Bangkok bank)
この4つの銀行は、ATMの画面が微妙に違いますが、どれもデビットカードが利用できます。
そして、利用手数料はどの銀行も220バーツで統一されていました。
「どこかお得な銀行は無いかなー?」と調べてみたんですが、残念ながら同じでしたね。
引き出す回数が多いと損をする
ATM1回につき220バーツの手数料がかかるということは、デビットカードを利用する場合、少ない回数で両替した方が良いということです。
僕はこのことを知らずに、まず初日に10,000バーツを両替しました。
そして、2日目にまた10,000バーツを両替しました。
合計で、手数料だけで440バーツ(1,540円)かかりました。
もし、ATMでデビットカードを使うなら、なるべく少ない回数で利用してください。
なお、バンコクのATMの使い方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
バンコクで楽天JCBデビットカードを使った場合の手数料・レートについて
先ほどは、タイの銀行手数料の話をしました。
次は、デビットカードの手数料・レートについて紹介します。
まず、結論から言います。
- 空港ATMで10,000バーツ=37,998円
(1円=3.718B換算) - 市内ATMで10,000バーツ=35,850円
(1円=3.508B換算)
全ての手数料を含めて、両替は上記の金額になりました。
このように、空港ATMと市内ATMでは、なんと2,148円も差がありました。(37998-35850=2148)
このことから、空港の両替レートは市内より高いといえます。
※補足(2019年10月)
後日しらべたところ、空港のATMが問題なのではなく、DCCに問題があることがわかりました。
DCCについては、以下の記事で紹介しています。
ちゃんと理解しておかないと2000円以上の損をするので、注意してください!
内訳を具体的に解説します
それでは、具体的に解説していきます。
バンコクでは、以下の引き出しをATMで行いました。
- 6月6日:10,000B+手数料220B
- 6月8日:10,000B+手数料220B
その結果、銀行口座から以下の金額が引き出されました。
- 6月6日:37,905円(6月6日の10,220B分)
- 6月6日:35,671円(6月8日の10,220B分)
- 6月8日:93円(6月6日の差額調整分)
- 6月8日:179円(6月8日の差額調整分)
デビットカードは差額調整が発生する
デビットカードを利用すると、数日後に差額調整が発生します。
上の画像は、バンコクでのデビットカードの利用明細です。
この取引履歴を見ると、ATMからお金を引き出した2日後に、少額の引き出しが記録されています。
「何も買い物をしてないのに、お金が引き出されている!誰かに不正利用されたの!?」
と心配になったんですが、そうではありませんでした。
これは、差額調整分です。
デビットカードの両替に使用されるレートは、決済情報が日本のカード会社に届いた日のものになります(だいたい2日前後で到着)。
- 6月6日に、現地のATMで引き出し(6月6日のレート)
- 6月8日に、日本に決済情報が到着(6月8日のレート)
この場合、最終的な計算は6月8日のレートで行われます。
そのため、最終的なレートとの差異によって、プラスになったりマイナスになったりと、その差額調整が生じます。
デビットカードを利用した後に明細を見て「覚えのない引き落としがある!」と思っても、不正利用ではないので、安心してくださいね。
デビットカードの手数料の計算方法
デビットカードの手数料は、カード会社(銀行)によって違います。
例として、楽天銀行JCBデビットカードで説明します。
楽天銀行の海外事務手数料は、3.024%です。
海外でご利用になった場合の換算レートは、外貨額を国際ブランドの決済センターで集中決済された時点での国際ブランドが指定するレートに、海外利用にかかるコストとして、3.024%(税込)を加えたものになります。
引用:楽天銀行 公式ページ
楽天銀行JCBデビットカードで海外通貨を引き出すと、JCBが定めたレート×0.03024が手数料の金額になります。
為替レートは、VISAやJCBなど、それぞれで違います。
- VISA:Visaインターナショナルのレート
- JCB:JCB所定のレート
- MasterCard:MasterCardインターナショナルのレート
- アメックス:主要な外国為替相場情報からアメリカン・エキスプレスが選択した銀行間のレート
- ダイナース:所定金融機関の為替相場
例えば、10,000バーツを引き出して、仮にレートが3.5円だった場合、35,000円になります。
この場合の手数料は、35000×0.03024=1058円です。
つまり、上記の例でタイのATMで10,000バーツを引き出す場合、合計で(10000×3.5)+(220×3.5)+(3.5×302.4)=36,828円が引き落としされることになります。
VISAとJCBどちらが得なのかは事前にわからない
ちなみに、為替レートの数値は日々変動しているので、例えば「VISAとJCBのどちらが得なのか?」は、事前にわかりません。
VISAのレートは、下記のサイト「Currency Converter」で確認できますが、楽天JCBデビットカードの両替レートは非公開となっています。
円換算レートは公開されていないため、お問い合わせにはお答えできません。
引用:楽天銀行 公式ページ
後日、楽天銀行に直接電話して確認しましたが、やはり当日のレートは教えてくれませんでした。
ただ、噂ではクレジットやデビットカードのキャッシング時に適用される為替レートは、現金の両替レートより1%前後いいレートが使われている、という話があります。
このことから、現地通貨を得るには両替所を使うよりも、デビットカードを使う方がお得である、というのが僕の結論でした。
しかし、タイでは銀行手数料が220バーツかかることを考えると、バンコク市内の両替所で両替する方法が、一番お得であるといえます。
結論:市内の両替所が一番お得
その実証として、最後にバンコク市内で両替した結果を記しておきます。
場所は、BTSアソーク駅にある両替所です。
この日のレートは、「10,000円で2870バーツ」でした。
この結果を、今回のATMで利用した数字に合わせて比較してみます。
以下は、「10000バーツを入手するための日本円は、それぞれいくらだったのか?」を示した表です。
- 市内の両替所:10,000B=34,843円
- 市内のATM:10,000B=35,850円(+1,007円)
- 空港のATM(DCC):10,000B=37,998円(+3,155円)
このように、市内の両替所と空港ATMでは、3,000円以上の差がありました!
以上のことから、タイでの両替は、空港のATM(DCC)が最も高く、市内の両替所が一番お得ということが分かりました。
まとめ
タイ・バンコクでATMを利用する場合、1回220バーツの手数料がかかります。
そのため、両替はバンコク市内の両替所で行うのが一番お得である、という結論になりました。
ただ、デビットカードには「不要な現金を持ち歩かなくてすむ」「24時間、いつでもどこでも引き出せる」というメリットがあります。
万が一、盗難に遭ったことを考えると、「海外に現金だけ持っていく」というのは、リスクが高すぎます。
タイのバンコクに旅行する場合は、現金を多めに持って行き、あわせてデビットカード、あるいは手数料220バーツが無料になるセディナカードを携帯していく、という形が一番良いと思います!
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