ベトナムでATMを手数料無料で使いたい方
旅行でベトナムに行く場合、ホーチミンやハノイのATM事情について気になりますよね。
僕は2019年7月にベトナムに行って、現地のATMを使って両替してきました。
その結果、ベトナムには手数料が無料のATMと有料のATMがあることがわかりました。
もっと正確にいうと、使うカードによって、ATMの手数料が無料になることがわかりました。
この記事では、ベトナムでお得に両替するためのATM事情や使い方について紹介します。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね!
(追記)2020年2月にもベトナムに行きましたが、大きな変更はありませんでした。
Contents
ベトナムのATM手数料を無料にする方法
最初に結論からいいます。
ベトナムのATM手数料を、無料にすることができます。
以下に紹介するお得なカードを利用してください。
ベトナムのATM事情については、これから紹介していきますが、それぞれのカードの詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
ベトナムでは両替所よりATMの方が換算率がいい
それから大前提ですが、基本的にベトナムで両替がお得な順番は、以下になります。
- ATM(※ただし使うカードによる)
- 街の両替所
- 空港の両替所
ベトナムの両替所は、換算レートが非公開のところが多いです。
ただ、ホーチミン市内を歩いていると、偶然にもレートを公開している両替所を見つけました。
両替所のレートは、1円=195ドンでした。
後で詳しく紹介しますが、ATMで引き出した時の円換算は1円=209ドンでした。
両替方法 | ベトナムドン | 日本円 | 換算レート |
ATM | 300万ドン | 14,318円 | 209 |
街の両替所 | 279.2万ドン | 14,318円 | 195 |
このように、14,000円を両替すると、20万ドン(1,000円)もの差が出ます。
ですから、ベトナムで両替する場合、街の両替所よりもATMを使った方がお得であることを知っておいてください。
ただし、どのカードでも良いわけではなく、お得なカードは決まっています。
詳しくは、以下の記事をお読みください。
ベトナムのATMの限度額・手数料について
ネットの情報は古いものが多い
最初に、注意点ですが、ネットの情報は古いものが多いです。
僕は2019年7月にベトナムに旅行に行く前に、ATM事情をネットで調査しました。
これらをまとめると、以下のようになりました。
以下の情報は、ネットにあった古い情報です。
参考にしないでください。
※1万ドン=約50円です。
銀行名 | 手数料 |
AGRIBANK | 20,200ドン |
EXIMBANK | 手数料無料? |
VietinBank | 55,000ドン |
BIDV | 66,000ドン |
Vietcombank | 手数料無料? |
SACOMBANK | 手数料無料? |
CITIBANK | 手数料無料? |
DongA Bank | 手数料無料? |
ネットで事前に調べたところ、ベトナムには20種類くらいの銀行があり、手数料が無料のATMと有料のATMがあるようでした。
また、あるサイトでは「AGRI BANKが安い」とオススメしていました。
しかし、僕が現地に行って調査すると、そうではないことがわかりました。
冒頭でお話しした通り、ベトナムのATM手数料の有料・無料は、銀行の種類が問題なのではなく、使うカードによって決まります。
ベトナムATM調査結果
僕のベトナムでのATM両替の記録が、こちらです。
ATMの銀行 | 引き出し額 | 手数料 | 日本円 |
CITI BANK | 600万ドン | 6万ドン | 28,637円 |
AGRI BANK | 300万ドン | 0 | 14,318円 |
HSBC | 300万ドン | 6万ドン | 14,318円 |
HSBC | 300万ドン | 6万ドン | 14,318円 |
HSBC | 300万ドン | 6万ドン | 14,350円 |
結論から言うと、ATM手数料はすべて無料です。
こういうと、「あれ?AGRI BANKは手数料が0になってるじゃん?」と思いますよね。
確かにそうなんですが、実際は無料だったんです。
これについて、詳しく説明していきますね。
これは僕が両替したATMの明細ですが、この通りAGRI BANKは手数料が0でした。
他の銀行ATMは、手数料が6万ドンになっていました。
例えば、こちらはCITI BANKの明細で、手数料6万ドンと書いてあります。
こちらはHSBCの明細で、同じく手数料が6万ドンになっていますね。
ATM手数料が無料であることが判明
こう見ると、手数料が無料と有料のATMがあるように見えます。
それは確かにそうなんですが、重要なのはここからです。
表をよく見るとわかるんですが、換算したあとの日本円は、どのATMにも差がないんです。
その証拠の画像が、こちらです。
このように、使っているATMは違うにもかかわらず、14,318円と同じ数字が並んでいます。
初日だけ600万ドン引き出したので、28,637円となっています。
ただ、これを300万ドンに換算すると14,318円になるので、他のATMと差がないことがわかります。
また、最後の300万ドンのみ、14,350円(+32円)となっていますが、これはレートが変動した影響だと思われます。
手数料6万ドンは、日本円で約300円です。
しかし、そのような差がありませんよね。
この時に使用したカードは、楽天銀行デビットカードJCBです。
つまり、楽天銀行デビットカードJCBを使うと、ATM手数料が無料になるということです(セディナカードも同様です)。
ですから、「ベトナムでは、この銀行のATMがお得です」という言い方には、語弊があります。
もう一度結論を言いますと、ATM手数料が有料か無料なのかは、使うカードによって決まります。
おすすめのカードは、記事の最後で紹介しています。
次に、僕がベトナムで感じた、ホーチミン、ハノイ、ダナン、ラオカイ、それぞれの都市のATM事情を紹介します。
ホーチミンのATM事情
ホーチミンの街中ならATMがすぐ見つかる
ホーチミンの街中には、ATMがけっこうあります。
歩いていれば、すぐに見つかる感じです。
日本や、タイのバンコクほど普及しているわけではないですが、「ATMを探して、歩き回らないといけない」という感じではありませんでした。
ただし雰囲気的に使いづらいATMが多い
ただ、ホーチミンのATMは、雰囲気的に使いづらいところが多かったです。
インドネシアのように、コンビニの中にATMがあればいいんですが、表の道路にあるATMがほとんどでした。
しかも、目の前に自転車やバイクが止めてあったり、人が座っていたりします。
地元の人間が座っている横で両替をするのは、あんまり気持ちよくないので、使えるATMは限られてくる感じです。
ホーチミンおすすめのATMの場所
あまり参考にならないかもしれませんが、ホーチミンでおすすめのATMが、9月23日公園そばのTechcombankのATMです。
9月23日公園の正面(?)の建物の横に、こんなATMがありました。
ここは箱の中にあるので、安心して使えます。
もちろん、VISAカードでもJCBカードでも使えます。
それから、こちらのAGRI BANKも、ホーチミンで一番の繁華街ブイビエン通りから、歩いていける距離にあるATMです。
街の通り沿いではありますが、ご覧の通りATMが壁の中に埋まっているので、他の場所より落ち着いていましたよ。
ハノイのATM事情
続いて、ハノイのATM事情について紹介します。
同じベトナムでも、ホーチミンとハノイでは、少し印象が違いました。
ハノイ旧市街はATMが少なめ
ホーチミンと比べると、ハノイはATMが少ないです。
感覚的に例えると、ホーチミンなら歩いて2分でATMが見つかるのに、ハノイでは10分歩かないとATMが出てこない、という感じです。
そのため、ハノイでは「ATMを見つけたら、確実に両替しておく」という気持ちでいるのがオススメですね。
ハノイでおすすめのATMの場所
例えば、ハノイ旧市街のホアンキエム湖の周辺は、一番観光客がいるところなので、ATMがいくつもありました。
ケンタッキーの隣のHSBCなど、目立っていてわかりやすかったです。
ホテルでATMの場所を聞き込みするのがおすすめ
ところがハノイ旧市街に入ると、急に街がゴミゴミして、ATMの数も少なくなります。
そこで、こんな感じの、ちょっと大きめのホテルに入って、ATMがどこにあるかを聞くのがおすすめです。
僕がスタッフに聞くと、こんな感じのマップをくれて、親切に教えてくれました。
4つ星ホテルの中にはATMがある
それから、もし4つ星以上のホテルに宿泊するなら、ホテル内にATMがあります。
僕は「ハノイホテル」という4つ星ホテルに宿泊したんですが、3台ほどATMが並んでいました。
ダナンのATM事情
ダナンはベトナムの中部にある、リゾート区になります。
ダナン空港も綺麗で、空港内にはもちろんATMがあります。
ダナン市内にも、銀行やATMはたくさんあるので、特に心配はしなくて大丈夫です。
このように、ATMはたくさんあります。
ただし、ダナンの街は、マップで見るよりも実際は広く感じるので、思ったよりATMまでの距離があります。
歩くと結構な時間になる場合があるので、ATMを見つけたときに両替しておくのがおすすめです。
ラオカイのATM事情
ラオカイは、ハノイからバスで4時間ほどの田舎町です。
ですが、ATMは街中にしっかりあります。
ラオカイで、GoogleマップでATMと検索すると、このようにいくつもATMが見つかります。
ただし、VISAやJCBが使えるプラスマークやシーラスマークが、ATMに貼ってありませんでした。
とはいえ、マークがついていなくても使えるATMはあります。
ATMを利用する場合は、念のため銀行が開いている時間に、銀行に備え付けのATMを利用するのが良いと思います。
万が一、カードが吸い込まれると、やっかいなことになるからです。
ラオカイの両替所
ラオカイのような田舎町では、「日本円を両替できるか?」という疑問は、そもそも持たない方がいいと思っています。
ライカイと河口の国境付近に両替所があるみたいですが、日本円が両替できるか不明です。
ハノイにいるときに、あらかじめ必要分のお金を両替しておくのがベストです。
ベトナムのATMの使い方を写真で解説(デビットカードの場合)
それでは、ベトナムのATMの使い方を紹介します。
今回紹介するのは、デビットカードでの両替方法です。
クレジットカードの場合は、ATMの操作方法が少し違うので注意してください。
また、銀行のATMによって微妙に画面が違うこともありますが、基本の流れは同じです。
タンソンニャット空港:CITI BANKのATMの使い方
タンソンニャット空港:CITI BANK
- 1回の限度額:600万ドン
- ATM手数料:無料(※カードによる)
以下に紹介するのは、ホーチミンのタンソンニャット空港にあるCITY BANKのATMの使い方です。
空港内にはBIDVもありましたが、CITY BANKの方が1回あたりの限度額が多いので、CITY BANKの方がおすすめです。
他のATMは、1回の限度額が300万ドンでした。
手順1:カード挿入
デビットカードを入れます。
手順2:言語選択
このATMでは、言語選択ができました(できないATMもあります)。
「日本」を選びます。
手順3:暗証番号の入力
4桁の暗証番号を入力します。
入力が終わったら、緑色のENTERを押してください。
手順4:口座の選択
口座の選択画面に移ります。
「引き出し」を選択してください。
デビットカードの口座は普通預金なので、「普通預金」を選択します。
手順5:金額の選択
金額を選択します。
このATMでは、600万ドンまで選べます。
額が大きいので、便利ですね(他のATMの限度額は300万ドン)。
なお、ATMによっては「OTHER」を選んで、自分で任意の額を入力することもあります。
手順6:ATM手数料の確認
ここで「6万ドンの手数料がかかる」と出ます。
すでに紹介している通り、たとえこの画面が出ていても、セディナカード、あるいは楽天銀行デビットカードJCBであれば、手数料は無料です。
「取り消し」をすると、カードが出てきて取引終了になります。
ここでは「続行」を押します。
「しばらくお待ちください」の画面が出て……
確認画面が出るので、「承認」を押します。
「約30秒かかります」と表示されますが、実際にはそんなにかかってなかったと思います(笑)
手順7:現金の受け取り
「現金が用意できた」という画面が表示されます。
現金を受け取ります。
紙幣は50万ドン札と20万ドン札でした。
額が大きいので、早めに崩していくのがおすすめです。
取引履歴の確認画面です。
今回は600万ドンを引き出しました。
手順8:カードの受け取り
カードが出てくるので、素早く受け取ってください。
もたもたしていると、カードがATMに吸い込まれて、面倒なことになるので注意してください。
まとめ
以上、ベトナムのATM事情と、手数料を無料で両替する方法について紹介してきました。
この明細では、「600万ドン引き出して、ATMの手数料が6万ドン」と書かれています。
しかし、しつこいようですが、6万ドンと明細に書いてあるにもかかわらず、実際の手数料は0円です。
僕も、最初は「そんなことってあるのかな?」と不思議に思っていました。
でも、この取引明細を見るとわかるように、無料と有料のATMを使ったにもかかわらず、引き出した日本円が同じ金額でした。
このように、お得なカードを使うと、ATM手数料が無料になります。
ですから、ベトナムに旅行するときは、事前に以下のカードを作成しておくことを、忘れないようにしてくださいね。
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